こんにちは!kanaです。
以前HSPチェックや簡単な内容についてお話していきましたが、今回はHSPの特徴DOESをより深く知って強みを読み解いていきましょう!
HSPの特徴を理解する事で、今まで悩んでいた自分のことも理解できますし、それをポジティブに捉え、自分の生まれ持った特性を活かして生きていくことができると思います。
自分もそうなのかもしれない・・?と悩んでいる方は、是非参考にしてみてくださいね^^
HSPの気質は生まれつきで変えようがない!性格とは違うものである
HSPは病気や機能的な障害ではなく、生まれ持った気質です。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの感覚が敏感で、それに反応してしまったり
他人の気持ち、感情の影響を受けやすかったり
予定の変更や小さなミスなどのちょっとした事で動揺しやすかったり・・・
他にもさまざまな事がありますがとにかく「受け取る力」が強く、感受性が豊かです。
エレイン・アーロン博士によると、HSPは、全人口の15~20%の割合を占めるそうで、つまり、少数派ではありますが、4~5人に1人の割合で、HSPの人は存在するのです。
更にHSPは人間だけではなくて100種類以上の生物に同じような特性が見られているんだそうですよ^^
私は、HSPというものを知る前は
「なんで私はこんな些細かな(旧なこ)とが気になるんだろう」とか
「なんで私はこうなんだろう」とか
自分の”性格”がおかしいのでは?という所に目を向けて自分を責めてしまう方が多くありました。
そしてどんどん自己肯定感が低くなるのです。
こうなるととても悪循環!苦しくなるだけです。
HSPという特性を知った後に調べてみると、同じようにHSPの特性を持っていてまだHSPを知らないという方は結構この状態に陥ってしまう人が多いようですね^^;
HSPの「気質」とは「性格」とはまた違います。
性格は後天的な環境によって作り出されるものですが、
気質とは先天的に生まれ持った特性であり、後天的に環境によって変わるものではないのです。
だからあなたが繊細な事が気になりやすいのも、全て生まれ持ったものであなたのせいではありませんので、安心してくださいね^^
HSPの原因は脳内の情報処理能力が高い為であるといわれています。
HSPの特性を知っていくことで、その捉え方を変えて上手に付き合っていく方法を見出せると思います。
是非自分の事を理解していく為にも知ってみてください。
HSPの特徴【DOES】
HSPはDOESという以下の4つの特徴に分けられています。
D=深く考える(Depth of processing)
0=過剰に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
E=共感力が高く、感情の反応が強い(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)
S=些細な刺激を察知する(being aware of Subtle Stimuli)
この4つのすべてに当てはまらないと、感受性が強くてもHSPではないといわれているんですね。
この一つ一つを今回はしっかりと見ていきたいと思います。
D=深く考える
HSPの脳は、情報を深く処理する部分が活発になっていて、1つのことに集中しやすく、一旦考え始めると深く物事を捉えていくことができます。
その為本質を見極める力が強くあります。
悪い方向に考えると止まらなくなってしまうのですが、これをいい方向に考えるようにさえしてしまえば、どんどんと先に進んでいくことができるのです。
- 場の空気や人の空気を敏感に感じる為相手の事を深く考える
- 何かさわりを言われるときっとこれが言いたいのかな?と考える(1を聞いて10を知る)
- 何かを始める時に必要以上にあれこれ考えてしまう
- 意味のない会話よりも生き方や哲学の話しが好き(世間話が苦手)
- 間違ったことをすると自分がどうなるかがよくわかるので、行動が慎重
- これをやったらどうなるかという危険予測能力があり、対応策が数パターン出てくる
0=過剰に刺激を受けやすい
HSPは刺激を過剰に受け取ってしまい、刺激が多い時には過敏で動揺しやすくなる特徴があります。
何に対して敏感かは人それぞれに違いがあります。
【人からの刺激】
- 相手の反応にいちいち傷つく
- 人込みが苦手でイベントは疲れてしまう
- 1人の時間が必要である
- 友達が狭い範囲に少ししかいな
- 見られていると緊張し、テンパりやすくなる
- 競争や争いごとが苦手でポテンシャルを発揮できない
- お世辞を言われても相手の本音を感じやすい
- 自分のミスや緊張に弱くいちいち動揺する
【五感】
- 嫌いな味に敏感に反応する(味覚)
- 臭いに敏感で気分が悪くなる(嗅覚)
- 強い光が苦手又は寝る時ささいな光があると気になる(視覚)
- 時計の音などが気になったら抜けだせない(聴覚)
- 暑すぎる、寒すぎるなど温度の変化が苦手(体感覚)
- ちくちくした肌触りが苦手(触覚)
E=共感力が高く、感情の反応が強い
共感力が高く、他人がつらい思いやうれしい気持ちなど感じていることを察知すると、まるで自分の事のように感情があふれ出てくるなど、「感情」への反応が強い特性があります。
- 音楽、本、映画などの作品に感動しやすい
- 映画やドラマ含む人のストーリーに感情移入しやすい
- 人の気分や感情・表情・態度をとても敏感に察知し影響を受けやすい
- 職場で周りの目が気になる
- 自分で決めるよりかは他人に決めてもらう傾向がある
- 相手を否定するよりも自分を責めやすい
- 完璧主義なところがあり、一つ一つの作業に時間がかかってしまう
- 不公平かな(旧なこ)とが許せなく、正義感が強い
- 些細な間違いが気になる
- 想像力が豊かで相手の気持ちを想像する
S=些細な刺激を察知する
HSPは些細な事でも刺激として察知し、気づく力が強いのが特徴です。
人の些細な言動の背景にある気持ちに気づいたり、変化に気づいたりすることが多く、これっていうものが特定できなくてもなにか違う”違和感”を感じやすいところがあります。
- イメージで物事を捉えていて・直観力がある
- 人の微妙な気持ちの変化を察知する
- 「香水変えた?」など匂いの変化を察知
- 「セミの鳴き声が変わった」など音の変化を察知
- 「肌触りが違う・・」など触り心地などの変化を察知
- 「いつもと味が違う」と味覚の変化を察知
- 人の雰囲気の変化に「なんか違う」と気づく(服装・表情・髪型・しぐさ)
- 薬が効きやすかったり、痛みに敏感なところがある(体内異常に気付く)
- 自分の感情の動きや変化を察知(動揺・不安などに気づく)
「DOES」から読み解くHSPの強みと弱みと対策
状況や空気を先読みして行動する事ができる
「今は周りが何を思っているタイミングだろうか」
「これをやる事によってこのようかな(旧なこ)とが予測できるから先にこれをやっておこう」
「以前こう言われたから次はこうしていこう」
などと考えることができる為「よく気づく人」と周りからは評価されやすく、全体の動きや流れを考えるのが得意で、関わる1人1人の事を考えて段取りを練ったりすることができます。
物事を始めるスピードは遅いが、仕事が丁寧で慣れると早い
刺激に弱い自分を無意識に理解しているからなのか、慎重に検討してから始める為、チャレンジには弱い傾向があります。
しかし、一旦作業を始めると、丁寧に仕事をこなしていき、最初は時間がかかりますが、慣れてくると自分なりに追及をしていくため、とても効率のいい方法を編み出します。
緊張や周りの目に弱いが没頭できる環境があると強さを発揮する
細かい気配りをして神経を張り巡らせて作業をする為、周りに見られてとかざわついた気が散る環境で作業をすることが極端に苦手です。
しかし、自分の世界にハマり没頭すればずーっと作業を続けることができるので、マイペースに仕事ができる環境であれば、すごくポテンシャルを発揮します。
1人の時間は大事だけど、人の役に立つことは好き
1人の時間は好きですし、人と居ることに疲れてしまうHSPですが、決して人が嫌いなわけではありません。
HSPの人は、人から感謝をされたり、頼られたりすると小さな事でもうれしく感じる事ができ、それによりパワーを倍増しやりがいを見出すことができます。
自責感と責任感が強い為ポジティブに考えられれば成長しやすい
HSPの人はとてもバランス感覚が良く、人の気持ちにも自分の気持ちにも敏感だからこそ主観でも客観でも物事を捉えられる為、爆発的に成長しやすい人だと思っています。
なぜなら自分しか気づいていないことに遭遇すると「何とかしなくては」と考えられたり、その責任感などから何かあると自分事に考え、自分に矢印を向けて反省ができるこれって本当にすごいことなんですよね。
様々な環境化の中で生きていくにはどうしても自己肯定感が低くなりがちなHSPの人ですが、しっかりと自分との付き合い方さえ学んでいき、前向きに物事を捉えられるようになれば人一倍バランス感覚よく成長していく力があると確実にいえると思います。(ただ、無理は厳禁)
たまに完璧主義がとてつもなく発動して辛い
HSPの完璧主義は、人それぞれ違うのかなと思いますが、私自身は「人を不快にさせたくない」という所からきています。
- 色々と周りの事を考えて練った「完璧な自分の計画」
- きっとこうなるであろうと想定して作った「完璧な仕事」
などなど。。(本当は完璧なんてないんですが・・w)
何をやるにしてもかかわる人の事を考え細かい気配りをして神経を張り巡らせて考えます。
その為どうしても完璧を目指したくなってしまうんですよね。。
しかし、この完璧主義って結構厄介で、
これが1つでも崩れるとと考えメンタルもだだ崩れます。
自分がしてしまった小さいミスも過剰に反応してしまったりして、まわりから見たら正直「そんな反省したり落ち込んだりしなくていいのに・・」「そんなに腹立てるところ?」って思われるような小さかな(旧なこ)とも多々ありました^^;
- 思い通りに行くことはないから頭を柔らかくもつ
- 「とりあえず完成」から作り上げていくものもある
これを心がけていくことで、この完璧主義からは解放されていきます。
100%で出していく事をこだわる事も大事ですが、
後々修正がきくものに関しては特に、20%でも30%でもいいからまず自分の外に出していく事がとても大事なんだなと今は思います。
行動して修正していけばいい!
【行動して、失敗して、落ち込んで、立ち直る】これの繰り返しですよね^^
人との境界線がもろく影響を受けやすい
人の何気ない一言で傷ついてしまったり、それをいちいち気にしてしまう傾向があるが、感受性が強い分他人の悲しい・うれしい・苦しいという感情を想像する事ができる為、自分の言動で人がどう受け取るのか気持ちを想像でき、考えて行動をすることができます。
相手の事を考えてしまう分、何が相手にとっていいのか正解を探してしまい、うまくしゃべれない為対人が苦手な節もあり。
時として上記の感覚がHSP気質を持っている人のストレスになる為、一人の時間を好みます。
人の問題を自分のものとして受け取りやすく、そのことで罪悪感や羞恥心を感じやすいために、他者から境界線を侵されてしまいがちなのです。
HSPの人が意識してやった方がいいこと
- 1人の時間をしっかりととり、休憩を得る事(ダウンタイム)
- 人と自分の境界線を引く事(パウンダリー)
HSPの人はその共感性や感度の強さから、とても疲れやすい為、しっかりと休憩をとることが大事になってきます。
そしてもう一つは人と自分の境界線を理解して、しっかりと引いていくことです。
パウンダリーとは何?一番重要ともいえる事
人との境界線を引いていく事をパウンダリーと言います。
たとえばアルコール依存症のパートナーに「お前がイライラさせるから俺はアルコールを飲むんだ」と言われると、HSPの人は元々自分を責めているので毅然と対応することができず、共依存に陥ってしまうこともあります。
これらは境界線を引けていないということになるわけです。
HSPの特性を持っていると、この人との境界線があいまいになってしまう傾向があるので、どうしても人の感情により振り回されてしまったりという事が起こるんですね。
パウンダリーを意識することにより「ここからここまでは私」「ここからここまではあなた」と他人との境界線を引いていくことができるのです。
HSPにとってはこれが自分を守ることにつながります。
私のお金は私のもの、私のお金の使い方は私が決める
自分の身体は自分のもの、自分の身体をどうしたいかは自分が決める。
私の人生は私のもの、私の人生をどうするかは自分で決める!
【だから誰にどうこう言われる筋合いはない!!( *´艸`)】(おまじない)
あと人の領域に関してもです。
たとえ善意であっても、人の領域に土足で入るのはNG。
共感性が強く、責任感が強い為「私がなんとかしてあげないと」と考えやすいHSPは、人のどうしようもない悩みにまで首をつっこみ奔走してしまいつかれてしまうことがあります。
しかし、ここは自分が立ち入れる領域じゃないという事をしっかりと認識し、自分と相手の境界線をしっかりと引いていく事、無理に頑張りすぎずいわば見守っていく事も大事。
人は人、自分は自分、「自分の心と体は自分のもの」だと思えることが大切なんですね。
HSPの特性を理解して付き合っていこう
さて、今回はHSPの4特性DOESについてまとめていきました。
もちろんHSPの中でも性格があるので、細かいところは全て当てはまる事はないと思いますが、あなた自身が自分はどんな特性があるのかなと知っていくことがこれからの生き方につながってきます。
私自身もHSPの特性で過去かなり悩んでいた時期がありましたが、この特性を知る事で霧が晴れたようにまっすぐ進み始めています。
是非、あなたもこの記事を参考に自分の在り方を見つけてみてくださいね^^